読んで良かった本。【2021年2〜3月】

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Ryota
Ryota
Ryotaです。

今月も読んで良かった本を紹介したいと思います。

毎月読んで良かったと思える本を紹介するようにしてから読書習慣も復活してきて、願ったり叶ったりなのですが、2、3月は大学が忙しかったこともあって多くの本を読めなかったので、まとめて紹介していきます。

あくまで感想と紹介としてご覧ください。

ヒトラーの正体

ヒトラーについて書かれた本は無数にあります。いまも世界中で専門的な研究が進められている。しかし、難しい専門書を読みこなすのには手間も時間もかかります。ヒトラーについて手軽に読める入門書のような本があれば便利だ。そんな考えのもと、筆者が構想したのが本書です。

ヒトラーの正体/小学館

小学館の紹介ページにこうあるように、この本はヒトラーについての入門書です。

ぼくはヒトラーが登場してくるような映画や本が好きで、広告で見かけると気になってしまうのですが、ヒトラーという人物についてそれほど多くを知りませんでした

ナチスを率いていたこと、第二次世界大戦の引き金を引いたこと、優れた演説家であったこと、ホロコーストを行ったこと、デザイン性の高い制服や旗を掲げたこと、ラジオやスピーカーの活用に優れたことなど、断片的な知識は持っていましたが、ヒトラーその人を辿れるほどの知識は無く、ヒトラーを知ることで様々な創作物をもっと楽しめるようになるかも、と思って読んでみることにしました。

いざ読んでみると、非常に文章が読みやすく、小学生の時に読んだ漫画伝記のようにすいすいと読み進められました。

読む前は、ヒトラーその人が分かれば良いなと思っていましたが、この本はそれ以上のものを伝えてくれました。

ヒトラーは何故国民に選ばれたのか、ナチスのような政党がなぜ世論と合致したのかといった、「ヒトラーとは何か」というところから、現在の世界情勢につながるような、ポピュリズムとは何かというところまで考えさせられました。

ヒトラーの入門書ということもあり、深い知識を求める方には合わないと思いますが、現代の世界情勢に興味がある人や、ぼくのようにヒトラーってよく映画になるけどどんな人なん?という人にはおすすめできる本です。

短くても伝わる文章のコツ

この本はタイトル通り、読み手に伝わる文章はどうすれば書けるの?という悩みに応える本です。

大学でレポートを求められる講義が増えたり、昨年末から当ブログの運営を始めたこともあって、読み手を意識した文章を書きたいなという思いから読んでみました。

この手の本に共通するように、特別なメソッドや画期的なアイデアが記されてあるわけではないが、普遍的で何においても大切だといえる内容でした。

個人的には、初心者向けで普遍的な指針となる内容を求めていたので非常に満足できました。

また、語り口がハウツー的ではないことも読みやすかったです。

現代語訳 論語と算盤

こちらは、資本主義の父と称される渋沢栄一が書いた「論語と算盤」を現代人でも読みやすいように現代語訳された本です。

読むのは初めてではなくて、高校生の時に日本ハムの栗山監督が薦めているのをみて読んで、難しいながらも読み進め、最後には感動した記憶があります。

また読もうと思ったのはご想像の通り、渋沢栄一が新一万円札に選ばれたから笑

再読してみると、やはり日本人の指針になるような名著だと思いました。

論語と算盤はビジネス書ではなく、資本主義社会で働くにあたってどう生きるか、について渋沢栄一の考えを知る、内容だと思っています。

社会人として生活する上でためになる内容でした。(難しそうだけど、論語も読んでみたい、、)

死にがいを求めて生きているの

最近小説を読む欲が減っていたこともあって、昔読んでいた作家さんの本を読んでみようと思っていたら、あまりに奇抜なタイトルで手に取った一冊です。

瑞々しい表現と、漫画のように絵が想像できる登場人物の描写で読みやすく、流石朝井リョウさんだなあと思いながら読了。

内容は現代の鬱々とした部分を描写した本だと感じました。

螺旋プロジェクト、という企画ありきの作品だったようですが、純粋に一冊の小説として楽しめました

アオアシ

毎月一冊は漫画を紹介しているので、2月に新刊が出ていたアオアシを。(ネタバレしたくないので内容にはあまり触れません。)

アオアシは高校サッカーやプロクラブではなく、ユースチームを取り扱ったサッカー漫画です。

個人的にぼくが好きな漫画は、熱量が伝わるような言葉・絵があるという共通点があります。

アオアシは、そんな熱い描写がとても多いです。

また、ユースを扱うという王道ではないところに始まり、渋い視点や表現が多いところも大好き。

ジャイアントキリングやブルーピリオドが好きな人は好きなタイプの漫画だと思います。

また、23巻には巻末に作者とジャイアントキリングの作者のツジトモさんの対談が載っていて、そちらも面白かったです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

あまり読めなかった上に、2ヶ月分となってしまいましたが、その分幅広いジャンルの本を読めたと思います。

来月は進撃の巨人の最終話が気になりますね、、!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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