iPadで勉強したい人に伝えたい、3年間iPadで勉強した大学生が思う注意点。

Ryota
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Ryotaです。

もうすぐ年度も変わりますし、iPadで勉強を始めてみたいなと思う人はたくさんいらっしゃると思います。

しかし、普段の講義ではiPadを使っているものの大事なテスト勉強では教科書と紙で勉強する、という人も同級生には結構いますし、ぼく自身もiPad勉強に感じるデメリットはいくつかあります。

iPadで勉強することは非常にメリットが多いとぼくは考えているので、iPad勉強の魅力をよくお話ししていますが、一度iPad勉強の負の側面を整理しておきたいと思いました。

今回はiPad勉強のデメリットや、こういう人はやめておいた方がいいんじゃないかな、という点を深掘りしてお話ししておきたいと思います。




iPad勉強は素晴らしい!!訳ではない。

ぼくは大学に入ってから3年間、全ての勉強をiPadでやってきました。

3年間続けてくるうちに、iPadとApple Pencilだけで勉強が完結できるような環境を構築できたので、非常に快適に勉強できています

しかし、iPadに感じるデメリットや、未だ解決できていない、どうしようもないような不満も正直あります。

デメリットの中でぼく自身も未だ解決に至っていないのが、

  • 電子機器の必然として目が疲れやすい。
  • 「iPadで勉強って勉強になってるの?」という人が一定数いる。

という2点です。

電子機器の必然として目が疲れやすい。

iPadで勉強するということはすなわち、長時間近い距離のディスプレイを見続けることになります。

よく、スマホやPCを長時間見続けると視力が低下するといわれますよね。これは、目のピントを調節する筋肉(毛様体筋)を長時間緊張させてしまうことで、筋肉が疲労してピントを合わせにくくなることから起因します。

例えば、スマホを片手で持てないという人はいないと思いますが、10分もすれば持ち手を変えたり、机に置いたりしませんか

電車に乗っている時、ずっと同じ姿勢で乗るのは疲れるので、片足ずつ交互に重心をずらしたり、扉にもたれかかったりしますよね

小さな刺激でも長時間加わっていると辛くなってくるもので、目の筋肉でも同じように疲労が起きているということです。

これが発光するディスプレイだと尚のこと。目は光を受容する感覚器ですから、より疲労しやすいという訳です。

ぼくもiPadの色温度には気をつかいますし、勉強するときは、少なくとも一時間おきに遠くを眺めるようにしたり、眼精疲労を感じたときは目を温めたりお気に入りの目薬をしたりと、眼精疲労対策は欠かせません。

毎日6時間以上iPadを見る大学生がおすすめするアイケアグッズ。

色々と対策してはいるものの、疲れるときは疲れるし、紙媒体で本をたくさん読んだ後の方が疲労感は少ないので、アナログにはどうしても勝てないところだなと思います。

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「iPadで勉強って勉強になってるの?」という人が一定数いる。

つまり、iPadで勉強することに対して、否定的・不快に思う人が一定数いるということです。

「それって本当に頭に入ってるの?」とか、「勉強した気になっていそう」っていう視点の人と出会った時に、いくら自分が効率よく勉強できていても、勉強することが悪いことみたいに見られると辛いですよね。

ぼく自身は大学に入ってそういう環境に出くわしたことはないのですが、学部学科によっては先生がiPadでの勉強に否定的だったり、同級生でiPadを持っている人が少数派で、「iPad=スマホの延長」という認識の人が多い環境だと、iPadを机に出すことも恥ずかしいかもしれません。

また、今の高校がどうかはわからないのですが、ぼくが高校生の時はiPadを授業中に出すことはできなかったので、そもそもiPadで勉強することへのハードルが高めでした。

iPadが教育現場に導入されてきて、iPadに否定的な教育者は減ってくるとは思いますが、電子機器との付き合い方に敏感な人は一定数いるのが事実です。

また、ぼくの経験としては、「紙媒体の本の方が電子書籍よりも記憶に残りやすい」という情報をベースに、教科書を電子化することに否定的な先生と話したことがあります。

これも考え方次第で、紙媒体と電子媒体をそれぞれ一読した結果、紙媒体の方が記憶に残りやすいのかもしれませんが、電子媒体の強みはその軽快さです。

ぼくは上京してから紙の新聞を買ったことはないですが、暇な空き時間にスマホでニュースをチェックしちゃいます。

参考書を毎日読む人は少なくても、スマホを毎日見る人は普通、見ない人の方が少ないです。

参考書を電子化するということは、電車移動のついで、Twitter・YouTubeを見たついで、スタバの待ち時間のついでに教科書を見る可能性を作れるということです。

つまり、紙媒体の本を一回読む間に、電子書籍なら2周3周できるかもしれない、のが電子化するメリットだとぼくは考えています。

でも、いくら隙間時間にiPad勉強が有利と感じても、主に勉強する環境(学校、教師、教授、同級生、親etc)がiPadに否定的であれば、そこは合わせた方が効率が良いと思います。

iPadで勉強しちゃいけない人ってこんな人。

これまでiPadで勉強する負の側面についてお話ししてきましたが、結局どんな人がiPadで勉強しちゃダメなのよ、という部分についてお話しします。

集中が長い人

眼精疲労対策の側面から見た時、経験上、一時間おきに遠くを見て目を休ませることは非常に効果がありました。逆に言えば、これ無しだと目は疲れるし肩は凝るしひどいものです。

一時間おきに遠くを眺めるようにするスタイルは、ぼくの集中力が大体一時間くらいしかもたないので成立していますが、自分が長時間集中できるタイプの人だったら毎度集中が切れてしまってもったいないだろうなと思います。

左ききのエレンという漫画で、

そうだから “集中力の質“タイプが存在する

集中の「深さ」「長さ」「早さ」その3つのかけ算が“集中力の質“だそうだ

左利きのエレン 31話 /少年ジャンプ+)

という言葉が出てきます。

長く没頭して集中できるタイプの人が、眼精疲労ケアのために一定時間ごとに作業を中断するのは非常にもったいないです。

同じ3時間の勉強でも、一時間おきに休憩するのが合う人と、休憩がもったいないという人がいます。休憩をもったいないと感じるほど長く集中できる人は、長時間勉強しても疲労が少ないように、紙媒体で勉強した方がいいと思います。

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環境がiPadに合わない人

これはつまり、学校がiPadで勉強することに否定的などの理由で、iPadで堂々と勉強できない人のことです。

逆に言えば、資格勉強や英語学習、仕事のための勉強など、自学の要素が大きい人にこの項目は関係ありませんので、学生を想定して考えてみます。

iPadで勉強をするなら、できるだけ紙媒体との併用を減らした方がいいです。

例えば、紙の教科書と電子化した教科書を併用して、学校では紙の教科書、休日は電子媒体の教科書を使ったとします。授業中に先生の話を聞いてメモした内容は、iPadの教科書にはもちろん書き込まれていません。

自己学習のタイミングでiPadの教科書を使い始める時に、紙の教科書のメモをiPadに写すor 紙の教科書とiPadの教科書を同時に開く必要があります。

これはちょっと二度手間なので、それくらいなら教科書は紙をメインに使ったほうがいいと思います。

環境によっては、アナログの方が効率がいいことがあるので、自分の勉強する環境にiPadが邪魔じゃないかを考えら方がいいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

iPadで勉強することの負の側面についてお話ししてきましたが、もちろんiPadでの勉強はメリットもたくさんです。

  • スマホと同期できるので隙間時間に勉強ができる
  • 荷物が軽快なので勉強場所のハードルが低い
  • 文字を書くのに筆圧が要らないので手が疲れにくい

などなど。

3年間iPadだけで勉強した大学生が思うメリット【3000時間】

このようなメリットとデメリットを見比べたうえで、更に自分との相性を考えてからiPadを導入すると、失敗が少ないと思います。

少しでも参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。


 

 

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