幻のアザラシ革。パラブーツの銘靴ミカエルフォックと出会ってしまった。

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Ryota
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Ryotaです。

1月にして今年の靴部門ベストバイと出会ってしまったかもしれません。

だらだらとメルカリを眺めていたら、ずっと探していたParabootの靴のマイサイズがあったので、迷わず購入。

届いてお手入れをしてから休みの日はこればっかり履いているのですが、毎日テンションが上っています。

今回はそんなParabootのミカエルフォックというモデルの魅力を紹介していきたいと思います。




Parabootについて


ミカエルフォック(左)、シャンボード(右)。

まずはParabootについて簡単に紹介します。

Parabootは創立1908年のフランスを代表する革靴ブランド。

創業者のレミー・リシャールポンヴェール氏が滞在先のアメリカで見つけた”ラバーで覆われたブーツ”をヒントに、ラバーソールの革靴を作り始めたのがParabootの原点。

オイルを多分に含んだリスレザー自社生産で歩きやすいラバーソール、山岳用靴によく用いられていたノルヴェイジャン製法がParabootの靴の特徴で、天候に左右されることなく歩きやすい快適性も重視した革靴でありながら、気の利いたデザインと完全手作業のフランス製というこだわりも兼ね備えたところが人気の要因ではないでしょうか。

特にここ最近は日本でもかなり流行している印象があります。

Uチップのシャンボードチロリアンシューズのミカエルローファーのランスが代表的なモデル。

僕もシャンボードを履いていますが、大雨でなければ天候を気にせず履くことができますし、ラバーソールのクッション性も歩きやすく、スニーカーやアメリカ革靴と比べて上品な雰囲気が合わせやすくて気に入っています。

そんなParabootのミカエルフォックというモデルを今回購入したのですが、ミカエルフォックの魅力についてここからは話していきたいと思います。

ミカエルフォックというモデル


ミカエルフォック。

ミカエルフォックの”フォック”はフランス語でアザラシを意味する言葉で、ミカエルというモデルの高部分にアザラシのリアルファーが用いられているのが大きな特徴のモデルです。

このモデルを”幻”と表現したのは、今現在廃盤となっていておそらくこれからも復活することはないモデルだからです。

アザラシの毛が廃盤になったのはEUの毛皮取引禁止が関係していて、2013年頃を最後に廃盤となってしまったようです。

2018年にParaboot札幌店で数量限定かつレディースのみで一時復活したようですが、こちらは倉庫に残っていたアザラシの毛皮が見つかったことによるためだったので、今後も倉庫からアザラシの毛皮が見つからない限りは販売されることはなさそうです。

ちなみに、フォックが廃盤となってからは、ポニーやラビット、ミンクが採用されていて、今年はムートンが販売されていました。(今後リアルファーは販売されなくなるという話が出たこともあるらしいです。)

つまり、ミカエルのリアルファーモデルの原点である幻のアザラシ革モデルがミカエルフォックです。




ミカエルフォックの魅力


硬めの毛質で毛足は長め。

ぼくはこのミカエルフォックの存在を知ったのは、シャンボードを試着しに行ってミカエルのファーモデルを見つけたとき。

おそらくミンク革のモデルだったと思うのですが、めちゃくちゃ可愛くてネットで調べてみたところ、フォックにたどり着いてしまいました。

ミカエルフォックの魅力は可愛さと無骨さの塩梅の丁度良さ。

ほかの毛皮と比べてフォックは毛足が長めでボリュームも少なめなので、可愛くなりすぎず、ミカエル自体の無骨さとボッテリとしたフォルムの可愛らしさのバランスを崩していません。

もう手に入らないモデルというのも希少性があって魅力的です。

また、ボリュームがあるフォルムなので最近流行りのワイドパンツにも合わせやすくて、秋冬ならいろんな服装に相性が良い靴だと思います。

まとめ


おじいちゃんになるまで履いていきたい。

いかがでしたでしょうか。

ずっと欲しかったモデルの状態のいいマイサイズに出会うことができたので、今年はいいスタートが切れそうです。

お手入れすればソールを交換して何十年も履くことができると思うので、おじいちゃんになるまで履いていきたいと思います。

このブログでは他にも暮らしをちょっと良くするものやコトについて紹介しているので、よければそちらも覗いてみてください。

お読みいただきありがとうございました。

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