街撮りスナップで失敗しない露出の設定3つ。【Rollei35の使い方】
ぼくは今年フィルムカメラにハマってしまいました、、それもフルマニュアルの。
Rollei35はピントも露出も何から何まで自分で決めて撮影しなければなりません。そんなカメラを使っているぼくのRollei35の使い方はストリートスナップです。
「写るんです。」のようにシャッターを押すだけのカメラも持っているのですが、持ち出す優先順位の高さではRollei35に勝てません。このカメラは「撮りたい!」と思った瞬間にシャッターを押せるぐらいの瞬発力が求められる使い方には一見向いてないようにも思います。(コンパクトさはかなりの魅力なのですが)
そんな中、撮り続けることで見えてきたコツのようなものがあるので、今日はそれについてお話ししたいと思います。
絞り、シャッタースピードとは(基本の知識)
まずは絞りとシャッタースピードとは何かお話しします。(そんなの知ってるよという方は読み飛ばしてください笑)
簡単にお話しすると、絞りはどのくらい光を取り入れるかを示す値です。数値が大きいほど絞っている=取り入れる光の量が少ないということになります。
シャッタースピードは文字通りシャッターの速度のことです。これが速ければ速いほど一瞬を写真に収めることになるので、取り入れる光の量が少ないということになります。
明るい屋外を例にすると、絞り値を大きく、シャッタースピードを速くする必要があります。これが絞り値が小さすぎたり、シャッタースピードが遅すぎたりすると、写真に記録する光の量が多すぎるので、写真が真っ白になってしまうというわけです。逆に室内で絞り値を大きくしすぎたり、シャッタースピードを速くしすぎると光の量が足りず、写真が真っ黒になるというわけです。
この絞りとシャッタースピードを撮影する環境に合わせて設定することを、「露出を合わせる」と言います。
Rollei35と露出計
さて、Rollei35には露出計が備わっているので難しいことは考えず、露出計の針が示す通りに撮影すれば失敗することはないでしょう。
しかし、ストリートスナップでは露出計を見ることでシャッターチャンスを逃すことがあります。そして何より重要な問題が、夜に撮影しようとしても露出計は夜に動作しません。なので、夜は勘露出で撮影するか、別に露出計を用意する必要があるのです。
本題。ぼく流、露出の基本設定3つ。
ぼくはストリートスナップでは大きく分けて3つの露出を使い分けてます。(ピント位置は全て無限遠です)その設定は以下の通りです。
- 強い光のある場所(ss:500、F値:22)
- 暗い場所(ss:15、F値:3.5)
- それ以外の場所(ss:125、F値:11)
※ss=シャッタースピード、F値=絞り値のこと
1、強い光のある場所(ss:500、F値:22)
これは太陽を画角に入れるときや、海辺・登山中のときなど眩しさを感じる場合のことです。眩しいな、と思ったらこの設定を意識するという感じです。
2、暗い場所(ss:15、F値:3.5)
これは夜や、自然光が入らない室内で撮る場合に設定します。とにかく屋内または夜間は基本この設定を意識します。
3、それ以外の場所(ss:125、F値:11)
これはストリートスナップ全般や、自然光が入る室内です。日中の屋外では基本この設定を意識します。
この通りに設定するようにしていれば、撮影したい時に瞬時に撮ることができるので、ストリートスナップでは重宝します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ぼくは撮影するときに、もっと絞りたいなとか、シャッタースピード変えようかな、と基本設定から変えることはありますが、毎度+ー1段階程度しか変えていません。
この基本設定を守っていれば、現像してみたら真っ白だったor真っ黒だったという失敗はないと思いますし、露出を決めている間にシャッターチャンスを逃す事もないでしょう。
参考になる方がいらっしゃると幸いです。
お読みいただきありがとうございました。