ストリートスナップで忘れたくないたった1つのこと。
ぼくはフィルムカメラで写真を撮りますが、そのほとんどがストリートスナップです。
生活している中で、あっと思った瞬間を切り取る。これが非常に楽しくて、ついつい何も考えてないでしょ、というくらいシャッターを押しまくってしまっています。(身近なカメラがスマホだったせいもあるかも)
そんなぼくが、最近ストリートスナップをするときに心がけていることがあるので、それについてお話しします。
フィルムカメラ×ストリートスナップ
フィルムカメラとストリートスナップの相性は抜群です。普段の日常をフィルムカメラにうつしとるだけで魅力的な写真になってしまうからです。
相性についてはこちらの記事でお話ししています。
これだけ相性がいいので、フィルムカメラを手にしてからのぼくは、ついつい何でもない日常ですらファインダーを覗いてしまいます。思い出を残すということ、その風景を質感ごと保存することに魅力を感じるぼくとしてはそれだけで十分なのです。
普通の日常、特別な一枚。
そんな撮り方をしていてどんどん楽しくなったのですが、同時に一枚一枚を大切に撮れているか自信がなくなりました。
本当に始めたばかりの時は、36枚のフィルムを慎重に大切に使っていたのですが、今では少しでも気になったらシャッターを押すように。それがストリートスナップの魅力なのは間違い無いのですが、一枚一枚への思いが軽くなってきている、そんな気がしていました。
当たり前の何気ない日常も、フィルムカメラを通すと質感まで写す特別な作品に変わってくれる。そんなフィルムカメラの力に頼りすぎているように思ったのです。
フィルムカメラの作例の傾向。
このことに気づいたのは、いろんな方のフィルムカメラで撮る作例の多くが、ストリートスナップや、日常の写真であることに改めて気づいたからです。
フィルムカメラの、日常を特別に見せてくれる力の大きさがわかります。今までスマホで撮っていたような何気ない写真もフィルムで撮るだけで素敵に見えます。フィルムにしかない質感で写真を撮りたい。
そんな撮り方も粋だと思います。でもぼくが撮りたいのは基本的に記録写真ではなく、思い出を残すような写真だと最近は思います。
心が動いた瞬間を切り取る。
フィルムカメラが瞬間を特別に切り取ってくれる分、ぼくも“残したい瞬間“をちゃんと選びたいです。言語化する必要性はなくて、「何となく」「あっと感じた時」でいいと思いますが、後から振り返った時に納得できる写真が増やせるようにしたい、そう思うのです。
これが本題ですが、ぼくがストリートスナップをするときに心がけているのは、心が動かされた瞬間にシャッターを押すということです。
同じ「何となく」でも、なにも感じていないのか、何かいいと思ったのかでは、意味合いが全く違います。ぼくがフィルムで撮る写真は、何となくいいな、という写真でいっぱいにしたいんです。
なので、いいなと思った1つの風景では1度しかシャッターを押さないようにしています。これをしてから無駄な写真が減ったように感じています。
まとめ
今日はストリートスナップで心がけていることについてお話ししました。
何となくで写真を撮るのが楽しいので、それをやめることはないけど、できるだけ多くの良い瞬間を残していけるように、上達していきたいです。
Instagramでフィルムカメラで撮った写真を載せているのでよかったらご覧ください。
お読みいただきありがとうございました。