フィルムカメラ×ストリートスナップはワクワクが止まらない。
この一年でぼくはすっかりストリートスナップにハマってしまいました。写真を始めたのも今年からなのですが、カメラを街に持ち出して、ファインダーを覗き、時にはノーファインダーでスナップ撮影をするようになりました。ネットで作例を調べてみるとフィルムカメラはスナップ写真が多いように感じます。
今日はストリートスナップとフィルムカメラの相性についてお話ししようと思います。
ストリートスナップの魅力も感じてもらえると嬉しいです。
スナップ写真ってなんだろう
(散歩中に出会った堂々とした猫)
ストリートスナップという言葉をぼくはカメラを始めてから知りました。明確な定義はないと思いますが、あえていうなら「日常の何気ない光景を切り取ること」です。
スタジオで照明をしっかり配置したり、構図を考え抜いて電車や風景の写真を撮ることとは違い、流れる時間の一瞬を切り取る撮影スタイルのことをストリートスナップと言います。
一瞬を切り取るということ
(ランチの帰り道に見た銀杏とポルシェ)
人通りのある駅前の交差点で100回写真を撮ったとしても同じ写真は生まれません。そこを通る人、天気、光の量、そしてその空気感。その瞬間を切り取る行為は切なく、魅力的です。
自分が「あっ」と思ったタイミングでシャッターを押すのは、難しいです。その瞬間を逃してしまったり、手振れを起こしてしまったり、失敗してしまった時は悔しいものです。
しかし、その失敗があり得るからこそ、いい写真が撮れた時はとても嬉しい。また、思いもしなかった偶然によるいい写真というのもあります。
この切り取るという一回きりの行為が、ストリートスナップの大きな魅力です。
フィルムカメラは「撮る」ためのもの
(自室から見えた空)
そんなストリートスナップにフィルムカメラが相性がいい理由はフィルムの性質にあります。フィルムカメラはフィルムを現像するまで写真を見ることができません。
それはつまり、「撮る」行為に集中できるということです。どう撮れたかを気にする必要はありません。ひたすら自分の心が動かされた瞬間を切り取ることに熱中できるのです。
36枚全てに価値がある
(子供たちが集まる公園)
フィルムを撮り尽くしていざ現像してみたら狙ってない人が写り込んでいて失敗した、ということもあります。ファインダーを覗いても正確な画角はわからないし、ファインダーを除く暇もないかもしれないうえに、撮影タイミングは一瞬だからです。
デジタルカメラでの撮影やiPhoneでの撮影なら、おそらくデータごと消してしまうような写真もあるでしょう。
しかし、フィルムカメラには現像に手間・お金がかかり、それは36枚もしくは24枚全てに同じ価値を与えます。すると、失敗だった写真が「思わぬ写真」になって、見方を変えると面白い写真になるのです。
これもストリートスナップ×フィルムカメラならではの面白さです。
まとめ
(夜道も綺麗に写ります)
ストリートスナップはすごく面白いです。そして、フィルムカメラで行うことで、そのワクワクはさらに大きくなるとぼくは思います。自分にしかない一瞬を切り取る楽しさを皆さんに共有できていたら幸いです。
※フィルム代の高騰(仕方ないことですが)もあってデジタルカメラの購入を検討していることは大きな声では言えないですけど、、→「富士フィルムのX-S10が気になる話。」
お読みいただきありがとうございました。