X-S10を手に入れた。フィルム好きが選んだ初めてのデジタルカメラ。
今回はタイトルの通り、レビュー兼ご報告的な記事です。
実は先月の中頃に、X-S10を手に入れていました!
X-S10が欲しいというだけで記事を書いたのが懐かしいです、、笑
購入時にファーストインプレッション的な記事を作ろうかとも思ったのですが、新製品というわけではないですし、自分にとっては初めてのミラーレスカメラで勝手がわからない部分も多かったので、ある程度使用してみてから記事にすることにしました。
手に入れてから1ヶ月、写真をメインにある程度使用したので、感想もお伝えしていきたいです。
(X-S10で撮影した写真を間に載せています。)
デジカメを求めた訳。
X-S10を選んだ理由をお話しする前に、なんでデジカメを必要としたかを軽くお話しします。
理由は大きく次の2つです。
ブログ用に納得のいく写真を撮りたかった
ぼくは昨年末に当ブログを始めて、現在はある程度読んでもらえる記事も増えてきました。
これまでブログで記事を書いてきて、文章・ブログデザインと同じかそれ以上に重要な個性になるのが写真だと思います。
これまでは主に著作権フリーの画像を使ってブログ記事を作ってきましたが、「スキマ便り。」の個性を出していくためには、自分で撮影した写真をたくさん使いたいなと思います。
そのためには、iPhoneのカメラでは少し力不足。
一目で「良いな。」と感じてもらえるような写真を簡単に撮るためには、やはり優れたカメラが必要だと感じていました。
フィルムカメラのランニングコストが気になってきた
ぼくの趣味はフィルムカメラで写真を撮ることです。
休みの日にはフィルムカメラをポケットに入れて散歩するのが好きで、歩いていて見つけた「ちょっと良いモノ」を写真に撮る作業が楽しいです。
ただ、時間が経つにつれ悩みになったのがフィルムカメラのランニングコスト。
年々フィルム代が高騰していることもあって、フィルムを36枚撮って現像+データ化するのに2000円前後かかります。
二週間に一本撮る位のペースなら良いのですが、ぼくは少しでも気になる瞬間は全部シャッターを押してしまうので、一度の散歩で1、2本フィルムを使ってしまうこともあります。
それでは毎月1万円以上フィルムカメラに使っていることになってしまい、大学生のぼくにとってはやや負担の大きい趣味になっていました。
撮ってすぐ写真が見たい時もある
これもフィルムカメラに思うことだったのですが、撮ってすぐ写真が見たい時もあります。
友人家族と写真を共有したいときや、SNSに写真をあげたいときなど、フィルムカメラだと現像のタイミングや、1ロール終わっていないとかでどうしてもワンテンポ遅れてしまいがちでした。
なので、フィルムカメラと同じ気持ちで使えるデジカメが欲しいな、、と思っていたのです。
X-S10を選んだ理由。
そういったぼくの理想を詰め込んでいたのが、FUJIFILMのXシリーズだったのだと思います。
- 明確にフィルムカメラを意識したデザインや設計
- コンパクトなレンズで持ち出しやすい大きさ
- フィルムシミュレーションのおかげで撮って出しで十分な描写
- APS-Cセンサーなのでフルサイズと比べると買いやすい値段
といった感じで、欲しいと思う理由がたくさん出てくるのがFUJIのカメラでした。
加えて影響を受けたのは「記憶カメラ」さんというブログの記事と、「FUJIFILMjapan」というYouTubeチャンネルの「X lab」シリーズ。
どちらも趣味として写真を撮っている人や、趣味としてのカメラが気になっている人におすすめしたいコンテンツです。
X-S10を1ヶ月使ってみて。
新しいものを手に入れてすぐの時は、ワクワクが勝ってすごく魅力的だったものが、1ヶ月も経てば埃を被り始める、、なんて良くあることですよね。
ただし、X-S10にはそういったことは起きませんでした。
ぼくの元にやってきて以来、自分の生活に欠かせない大切なモノの一つになったので、今感じる、X-S10の良いところをお話ししておきます。
FUJIFILMなのに、王道ミラーレス
他のXシリーズのカメラは、フィルムカメラらしいデザインに拘って作られているように思います。
軍艦部にシャッタースピードやISO値を調節する物理ダイヤルが備わっていたり、最近発売されたX-E4のように、グリップが全くないボディを採用したりと、フィルムカメラ好きのぼくにとってはむしろ見慣れたデザインをしているのがXシリーズです。
ただし、X-S10は、Xシリーズの中では異質な存在。
軍艦部のダイヤルは他社のミラーレスカメラと同等の使用感のようですし、特徴的な大きいグリップが備わっています。
他社のミラーレスと比較すると、フィルムカメライズムを感じる魅力的なデザインですが、Xシリーズの中では現代的なデザインをしているのがこのX-S10だと感じました。
フィルムカメラでは味わえない高性能
なんといっても感動するのはAFや手ぶれ補正といった機能の強力さ。
AFはあっという間ですし、手ぶれ補正も強力なのに不自然さはほとんど感じません。
普段、約50年前に作られたカメラを使っていたぼくにとっては信じられないことがいっぱいです笑
さらには、フィルムカメラではあり得なかったISO値やシャッタースピードも設定できるので、写真の自由度が広がりました。(フィルムカメラの面白さの一つにそういった不自由さは欠かせないのですが。)
フィルムシミュレーションはまるでフィルム
FUJIFILMのカメラの目玉といえばフィルムシミュレーションだと思いますが、こちらは本当に圧巻でした。
使えないものは本当に一つもなくて、まさにフィルムを詰め替えるような気持ちで気分に合うものを選ぶことができます。
これがあることで、フィルムカメラを使うような気持ちでX-S10を扱えていると思います。
よりフィルムシミュレーションが楽しめる、X-S10にぴったりなオールドレンズにも出会えたので、よければそちらも覗いて見て下さい。
写真への気負いをなくしてくれた
今一番感じているのがこれです。
フィルムカメラのランニングコストが気になっていたぼくの気負いを取り去ってくれました。
最近お出かけする時は、フィルムカメラは撮ってもフィルム1本分、それ以外はX-S10と決めています。
X-S10で撮るのもすごく楽しいので、「フィルムで残したい瞬間」にシャッターを取っておくことができている気がします。
まとめ
長々と1ヶ月分の気持ちを書いてしまいましたがいかがでしたでしょうか笑
本当に良いカメラと出会えたので、嬉しい気持ちでいっぱいです。
当ブログや、Twitterでの写真も、X-S10を使っていくと思うので、よければそちらも楽しみにご覧ください。
(追記:X-S10におすすめのアクセサリも紹介しました。)
また、Instagramではフィルムカメラで撮った写真を載せているので気になる方は覗いてくれると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。