iPhoneがカメラに勝てない3つの理由。
ぼくは外出するとき、必ずコンパクトフィルムカメラを持ち出します。それは、「これは」と思った瞬間にシャッターを押し逃すことがないようにするためです。
しかし、ぼくが必ず持ち歩くiPhone11には、優れた性能のカメラが付属しています。いくらぼくのカメラがコンパクトとはいえど、ポケットへの収まりの良さはiPhoneに劣ります。それなのに、わざわざフィルムカメラを持ち歩くのは、それでなければいけない理由があるからなのです。
今日はフィルムカメラでなくてはダメな理由をお話ししたいと思います。
- ファインダー、シャッターボタンがない
- フィルムカメラという楽しさ
- 撮るためだけのカメラ
1.ファインダー、シャッターボタンがない
iPhoneは非常にシンプルかつ美しいデザインの筐体に、たくさんの高機能が詰め込まれています。そのため、機械式カメラでは欠かせなかった、ファインダーもシャッターボタンも、全てスクリーン上に表示されます。とてもシンプルで素晴らしいのですが、カメラの魅力を損なっていることも事実だと思います。
ファインダーを覗くだけで見える景色が変わったり、シャッターボタンを押す瞬間にレンズが光を取り込んだことを感じたりする時間は、間違いなくカメラが魅力的である瞬間です。これらを味わうことができないiPhoneのカメラでは、iPhoneをガジェットとして愛することはできても、カメラとして愛することはできないでしょう。
2.フィルムカメラという楽しさ
ぼくが持ち歩くのはフィルムカメラです。現像するまで写真を確認できないし、フィルムを巻き上げたり、装填したりする手間がかかります。これらは不便さかもしれませんが、見方を変えると、カメラとは写真を撮るためのもの、ということを思い出させてくれます。趣味として写真を撮るにあたって、撮ることだけに集中させてくれる道具がフィルムカメラなんだと思います。
3.撮るためだけのカメラ
ぼくにとってのフィルムカメラは、写真を撮るという趣味に集中させてくれる大切なものです。
皆さんは電子書籍を持っているでしょうか。ぼくは漫画も新書も小説も電子書籍版を購入し、Kindleに入れていますが、本当に大切にしたい本は単行本を購入しています。CDも同じことが言えるでしょう。
本当に趣味にしたいことや、大切なことは、それに集中させてくれるモノが必要だというのがぼくの考えです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フィルムカメラに限らず、本当に持ち物をシンプルにしようとした時、iPhoneのような多機能の道具に役割を集中できることはあるでしょう。しかし、それでも文庫本を持ち歩いたり、WALKMANで音楽を聴いたり、ぼくのようにフィルムカメラを持ち歩く人は、そこに集中したいというこだわりがあるのでしょう。
持ち物をシンプルにすることは、このように一つ一つにこだわりを持つことだと思いました。
お読みいただきありがとうございました。